おだびアートラボ「やさい絵の具を作ろう!」 レポート
おだび横の公園の桜が咲き誇る3月25日(土)に、小学生向けのアート講座「おだびアートラボ」が開催されました。
おだびアートラボは、「美術館でアートな実験」をテーマに、少し実験的な制作活動を行う講座です。
令和4年度のアートラボは、「野菜絵の具をつくろう」と題し、普段口にする野菜から色の素を取り出して絵の具を作る内容になっています。今回使う野菜はパプリカやニンジン、トマト、キュウリなど。
色の素を取り出す方法も、普段キッチンで見る道具をつかいます。
おろし金、ハンドミキサー、麺棒、包丁…中にはニンニクをつぶし器なども…
ニンニクつぶし器に、野菜を入れ、色の素を取り出している様子。
力が必要ですが、葉物野菜のような、おろし金を使うのが難しい野菜には効果がありました。
ハンドミキサーを使って色の素を取り出す様子。
数ある道具の中でも簡単に作れるので、1種類の野菜だけではなく、複数の野菜をブレンドして、オリジナルの色づくりを試す様子が見られました。
完成した絵具たち。
同じ野菜でも、道具が変わると色の濃さが変わることや、野菜本来の色と出来上がった色が違うことを発見した参加者もいました。
完成した絵の具の記録。
表一番下は、ミニトマトを手や足でつぶしたものを使っています。トマトは皮や実も真っ赤でよく色が出るのかと思いきや、水分のせいで薄まり、あまり色が出ませんでした。
逆に、鮮やかな色が出たのは赤パプリカでした。見た目の通り真っ赤なパプリカですが、おろし金ですりおろし絵の具にすると見た目の色とは違う色が出来上がりました。
野菜絵の具は、料理をするうえで捨ててしまいがちなヘタやお尻の部分などでも簡単に作ることができます。
赤パプリカを絵の具にするとどんな色が出来上がるのか、ぜひお家でも試してみてくださいね!