アートキッズ6回目
11月5日(土)、今年もアートキッズの目玉イベントである近畿大学産業理工学部(以下、近大)とのコラボを実施しました。今年は、くま型のフレームと、世界最古の電子楽器「テルミン」を組み合わせた通称「テルくま」を制作します。
※テルミン…1919年にロシアの発明家、レフ・セルゲーヴィチ・テルミンが開発した電子楽器。弦や面などを持たず、本体から伸びる二本のアンテナに手を近づけたり遠ざけたりすることによって、音程や音量を調節し演奏する。
始めは自己紹介から。アートキッズの受講生も、近大の学生さんも緊張しています。
学生さんの案内のもと、くまフレームのパーツを確認していきます。これからの活動に、受講生のワクワクが止まりません。
今回は、スノーマットと呼ばれる版下用の厚紙を使用しました。
フレームを組み立てる前に、パーツに好きな絵を描いていきます。
学生さんや友だちと一緒に描いたり、今好きなゲームのキャラクターを描くなど、それぞれの「好き」が詰まったパーツができました。
午後からは、出来上がったパーツをくま型に組み上げます。どんどん出来上がるくまに思わずにっこり。
素敵なくまが出来上がりました!
また、今回は巨大なくまの制作も行いました。巨大くまは、受講生と学生さんで協力して作ります。
巨大くまの組み上げも、全員で協力です。
巨大くまも完成しました!受講生が中に入れるくらい大きいです。
アートキッズ7回目では、テルミン部分を作ります!
アートキッズ7回目
11月6日(日)、近大との連携事業2日目です。
前日に、くまフレームを組み上げたので、今回は電子楽器「テルミン」部分の制作を行います。
今回も、材料の確認から始まります。初めて見る電子部品を、何に使うのか…今日も受講生のワクワクが止まりません。
先生の指導のもと、LEDライトなどを取り付けていきます。
ブレッドボードと呼ばれる、小さな穴が無数に空いた電子基盤に、電源や音程を管理するコンピューター、スピーカー、プリント基盤などの線を穴に挿し込んでいきます。
非常に繊細で難しい作業でしたが、学生さんと協力しながら全員完成させることが出来ました。
うまく接続が出来ていると、LEDが光ります!難しい作業が続いていた分、この時の喜びはひとしおです。
音が出るように調整したら、世界でひとつだけの「テルくま」が完成です!
テルくまは底面に距離センサーがついて、お腹の部分は空洞になっており、空洞に入れた手の高さによってセンサーが反応し、音程が変わる仕組みになっています。
2日間、合計10時間の長丁場でしたが、全員しっかり音が鳴るところまで作ることが出来ました!
制作の発表として、テルくまが完成した気持ちを音で表現しました。1音で表現したり、音の高低を組み合わせて2日間の気持ちの移り変わりを表現したり、他の受講生の演奏を真似して一緒に作った気持ちを共有するなど、様々でした。初めての発表方法で、最初は受講生に戸惑いがありましたが、他の参加者の演奏を聴き影響を受けて、自分の演奏に取り入れるなどの工夫も見られました。
アートキッズ8回目
季節が過ぎ、12月11日。アートキッズ8回目が行われました。今回のアートキッズは「カプセル画を作ろう」です。ガチャガチャのカプセルに絵を描き、オリジナルのボールを作ります。
ベースとなるカプセルは、くじ引きでランダムに決定したものを使用します。
どんなカプセルが手元にくるのか、ドキドキです。
カプセルが配られた後は、アクリル絵の具で着彩していきます。
真剣な表情です。
受講生の間で、ボールでモンスターを捕まえる某ゲームが流行っていたこともあり、「ゲームでこんなボール使ってみたい」など、想像が膨らんでいました。
完成したボール。
表側だけではなく、裏面にも受講生それぞれの「好き」が詰まったボールが出来上がりました!
アートキッズ9回目
早くも最終回を迎えた3月5日(日)、アートキッズ9回目を行いました。今回は、バックヤードツアーと、今までの作品の持ち帰りバッグを制作しました。美術館には、作品を展示する「展示室」以外に、空調を管理する部屋や、収蔵品を保存・管理する「収蔵庫」など、普段入ることのできない部屋がたくさんあります。
普段見ることのできない部屋に、受講生全員驚いていました。
令和4年度のアートキッズは、おだび初めてのこども二科展への挑戦や、近大コラボ初の楽器作りなど、おだびにとっても、受講生にとっても初めてがたくさんでした。
アートキッズでの体験が、これからの受講生の心のどこかに残って、いつかどこかで役に立って欲しいと思っています。
令和5年度のアートキッズも、楽しいアート体験を予定していますので、お楽しみに!