大人の学美塾 1日目をレポート
5月22日日曜日、大人の学美塾(まなびじゅく)「カリグラフィー講座」が行われました。
今回のカリグラフィー講座は、ペンから手作りし、紙に書き、その紙でおしゃれな封筒を作るところまでを行います。
講師は国内外でもカリグラファーとして活躍され、現在福岡市でカリグラフィーの教室(スタヂオポンテ)の主宰もされている初島さつき先生です。
↑(手前)講師作品の封筒。1枚の紙を切り出して封筒に仕上げます。
書いた文字や線が模様のように見え、とてもおしゃれです。
まずは、初島先生によるカリグラフィーのデモンストレーションから。
カリグラフィーの歴史は長く、元となった文字が作られたのは約2000年前だそうです。
日本史で約2000前というと弥生時代くらい。そんな昔に作られた文字が、2022年の今でも使用されているということに、参加者の皆さんは驚いていました。
デモンストレーションの後は、ペンづくりです。
今回作るペンの材料はなんとアルミ缶と割りばしだけ。
作り方はとても簡単で、5分ほどで仕上げられます。
完成したペンで試し書きをし、引っ掛かりなど、書き心地が気に入らなければ
紙やすりでペンの筆記部分を削り、調節していきます。
書きやすさを徹底的に追及できるのも、手作りのいいところですね。
自分の書きやすいペン先に仕上がったら、実際に文字や線を引きます。
初島さん曰く、「このペンはどんな文字や線もかっこよく見える」とのこと。
線の強弱やかすれ、飛沫など、1本の線からも様々な表情を見せるペン。
参加者はその独特の書き心地を味わうように、紙いっぱいに文字や線を
書いていました。
参加者作品。
墨汁の黒だけではなく、カラーインクで色を足すと、グッと紙面が締まります。
ペンも、形を変えて複数個作り、使い替えたり、組み合わせて使ったりなど、
アイデアが溢れていました。
次回は、この紙を使って、封筒を作っていきます。
どんな作品が出来上がるのか、楽しみです!
大人の学美塾「カリグラフィー講座」2日目はコチラ